ANAのエコノミークラスにて、羽田空港からロンドン・ヒースロー空港まで搭乗しました。
SYD発券の欧州行きのチケットであり、発券内容はこちらに記載しています。
T2からの国際線
羽田空港の第2ターミナルの国際線エリアは、2020年3月29日に開業しました。その後、コロナ禍により13日間で閉鎖され2023年の7月19日に1日5便で再開されました。その後、10月29日から16便に拡大しています。
ちょうど、開業直後の2020年の3月30日と31日に撮った写真がありました。
この頃はまだ、半沢直樹も乃木坂のMVも撮影前であり、ガラガラであります。まぁ、国際線に限らず日本国内どこもガラガラでありましたが。
蔦屋書店も、24時間営業を謳っています。実際は20時で閉店してしまいますが、2020年断面では、ニューヨークなど北米路線もT2に移行するつもりであり、24時間運用を想定していたものと思われます。
コロナ禍で際々乗り継ぎでの北米需要が大きく伸び、北米便はT3のままとなっているためと思われます。
T2の国際線自体は一度記事にしていますが、時系列的にはこのロンドン行きが初めてのT2からの国際線搭乗となります。
以前の記事はこちら。ANA SUITE LOUNGEの内容はこちらの方が若干詳しく載せています。
出国
前置きはこの辺にして、いざ出国であります。
いつも通りの景色を見て、いつも通りのT2であります。ロンドンに行く感じは全くせず、このまま大阪くらいに飛ぶのかなという感じであります。土曜日の朝ということもあり、国内線は結構な混雑です。
絶対的な便数が少ないので国際線エリアは混雑はしていません。
2020年と比べると、増えたなぁという印象です。
ANAのラウンジは5時からOPENと書いていたので、それくらいから入れるのかと思いきや、保安検査場は6時OPEN。SUITE CHECK-INも開いておらず、待ちぼうけをくらいます。
出国ゲートには就航各地の時間とフライト情報が掲載されており、旅行のテンションを上げてくれます。
旅客数がT3と比べて少ないので、ほとんど並ばず出国できるのはT2の良いところの一つであります。
ANA SUITE LOUNGEヘ
入り口からしてクマケン臭がぷんぷんするエントランスですが、出国ゲートから1分もかからずアクセスでき、近接至便であります。
正面がANAラウンジのレセプション、そこを右に曲がった先がSUITE LOUNGEです。
ANA SUITE LOUNGEは3階層に分かれています。
4F | レセプション、コンシェルジュ、ラウンジエリア、バー、仮眠エリア |
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3F | ダイニングエリア |
2F | シャワールーム |
初めての来場であり、3層構造になっているのがわからず、4Fを彷徨く不審者となりましたが、とりあえずは4Fの適当な椅子に座ります。
適当な席に座ると、ウェルカムドリンクを聞かれ、シャンパンとおつまみが自動提供されます。とりあえず一服。
朝ごはんにSUITE DINNINGをいただこうとするも、ダイニングエリアがどこかわからず。
係の方に聞いて、3Fに案内していただきました。
最後の日本食として焼き鮭の定食を注文。
T2の国際線エリアも一望でき、いい景色であります。
シャワールームへ
シャワールームは2Fであり、かなりの個室数があります。
利用人数的にはT3のSUITE LOUNGEの方が多いと思いますが、圧倒的な個室数で多分どの時間でも待ち時間は発生しないでしょう。
機能的には他のSUITE LOUNGEと変わりません。国内線のSUITE LOUNGEだけなぜかMIKIMOTOの石鹸類ですが、T3のものと同様です。さっぱりしたらT2国際線の散策を少しして、搭乗です。
搭乗
機材はB777-300ER、JA797Aであり新型ファースト・ビジネスクラスのTHE Suite、THE Roomの機材です。グループ1にはダイヤモンドであろう日本人の他に、かなりの数の外国人の方がいらっしゃり、おそらくファーストクラスは満席です。世界は広いものです。
当然、ビジネスクラスにアップグレード可能運賃であるMクラスで発券しておりかなり前からアップグレードをかけていましたが、無情にも座席はエコノミー。発券時点では結構空席もあり、ダイヤモンドなので結構楽観視していたのですが、14時間の地獄フライトの始まりであります。
恨めしくTHE Roomとプレエコを過ぎ去り、座席はバルクヘッドの通路側31Gであります。
まぁ、長距離のエコノミーにしては比較的マシな座席ではあり、また隣にお子様連れの揺り籠も来なかったため良しとしましょう。前回77Wに乗った際の座席はファーストクラスのTHE Suiteだったので、凄まじい落差であります。
THE Roomにならなかった怒りからかまともな写真があまりなく、いきなり機内食です。
メニューはザンギ丼。こんな時でも、それなりに美味しくはあります。
バルクヘッドの欠点ですが、モニターが小さく、また遠いのでかなり見にくくあります。
それでも画質や操作性は787シリーズよりもよく、そちらも更新してほしいものであります。
睡眠・動画鑑賞・機内徘徊を繰り返し、なんとか14時間耐え切ります。
やはりあまりまともな写真がなく、ブログとしては失格でありますが。
着陸
機外カメラを眺めながら、英国に到着です。
相変わらず天気の悪いヨーロッパであります。
欧州各地からの到着案内を見ると、ヨーロッパに帰ってきたなぁとしみじみ思うものであります。
最後に
ビジネスにはなりませんでしたが、加湿機能のある787のエコノミーより新しく快適ではありました。特に、航空機内ではトイレのゴミ箱が開けにくく蓋が手に当たって嫌悪感があるものですが、新77Wではフットペダル式で手を触れずに空けられるので、他の機体にも標準装備してほしいものであります。それでも、上級クラスだと飛行時間が伸びるのはなんとも思いませんでしたが、エコノミーだと恨めしいR国であります。