【ANAダイヤモンド修行】一撃5万PP超え。入国しないシドニータッチ①

ロンドン・パリに旅行に行くことになったので、シドニー発券にしてその前後で入国しないSYDタッチをしてみました。2023年12月まで、国際線プレミアムポイント2倍キャンペーンが開催中ですので、駆け込みでの弾丸SFC修行・DIA修行でシドニー発券を検討している方々の参考になればと思います。

結論から言うと、シドニー空港のトランジットでは、パスポートも搭乗券も一切確認されず、保安検査をされただけでした。飛行機の折り返し時間のみで出発ゲートに行き、ラウンジでグダグダする事が可能です。

 

やはりプレミアムポイント2倍は大きい

ここ数年、コロナ禍のキャンペーン施策で達成し続けていたANAダイヤモンド。しかし今年はあまり飛ぶ気も起きず、またJALのステイタスプログラム変更を見越してJGC回数修行を行なっていたのもあり、10月断面でプレミアムポイントは4万程度しか溜まっておらず厳しいものでありました。

そんな中友人にヨーロッパへの旅行に誘われました。それならば、とシドニー発券をして急遽、ダイヤモンドを維持することとしました。

発券内容

シドニー発券分:21万1300円

区間 クラス/積算率 積算PP
シドニー→羽田 Mクラス/100% 7694
羽田→ロンドン Mクラス/100% 6614
パリ→羽田 Vクラス/50% 3097
羽田→シドニー Vクラス/50% 2188

 

日本発券分:20万1160円

区間 クラス/積算率 積算PP
羽田→シドニー Qクラス/70% 5106
シドニー→羽田 Lクラス/30% 2188

 

合計で28346PP、2倍込みで56692PPの積算です。PP単価は7.27円でまぁそれなりです。シドニー発券分だけなら単価5.01円と、海外発券+PP2倍様様であります。

やはりオセアニア路線倍率の1.5倍も相まって、シドニー発券からの欧米は一撃でプラチナ解脱、強力です。

ビジネスクラスにアップグレード出来るのはMクラスである1回目のSYD→HNDHNDLHRのみですが、キャッシュの持ち出しと、ロンドン線でThe Roomにアップグレード出来たらいいかなと思いこのような発券としました。

 

1度目の SYDタッチ

1度目のSYDタッチは、

・往路:HND 22:20 → SYD 9:55

・復路:SYD 13:00 → HND 20:35

というダイヤでした。流石に3時間も猶予があるので、最悪入国しなければならなくなったとしても余裕だろうと予想していました。2回目のダイヤでは時間が変更になっており、1時間55分での折り返しなので、いい予行演習になるかと思いました。

しばらくお別れのT3

出発は22時台ですが、特に用事も無かったので16時頃には羽田に着いていました。

この時点ではT2の国際線は再開していたものの、便数は限定されておりT3からの出発です。しかし、次のロンドン線と、2回目のSYDタッチの際の時点ではT2出発になることが既に決定しており、しばらくT3からの出国の予定はありません。個人的にはルフトハンザのファーストクラスに乗った思い入れのあるターミナルでしたが、時代は移りゆくものです。

 

SUITE LOUNGEへ

夕方以降の出国ラッシュにハマりたくなかったので、早々に出国し、ラウンジにこもる事にしました。最近のANAのラウンジや機内デザインは、大体隈研吾氏のデザインなので、非クマケンラウンジを体感する機会も今後どんどん減っていきそうです。

SUITE DINNINGで乞食をしつつ、シャワーを浴びます。18時時点ではすぐ使えましたが、20時以降は何十組・数時間待ちとなっており、ダイヤモンド会員の増殖具合を見せつけられるところであります。

丁度、パリーグクライマックスシリーズオリックス対ロッテの試合がNHK  BS1で中継されており、時間潰しのコンテンツとしては最適でありました。9回に平野投手が劇場開演とばかりにHRを被弾していましたが、オリックス日本シリーズ進出を見届けてラウンジを後にします。復路のオンラインチェックインもこれくらいにしておきました。

 

搭乗



ゲートは106Aとまたまた遠い場所であります。グループ1の列には5人ほどで、あんなに居たSUITE  LOUNGEのお客様方はどこへやらという感じです。

クラスは当然のようにエコノミーであり、B席を指定しており3列独占できるかと思っていましたが直前で外国人の方がCに入ってきた為急遽A席に変更。まさに修行の様相をです。しかし帰りはビジネスクラスアップグレードできる運賃であるので、帰りの快適さを妄想して耐え難きを耐え、機内食のザンギ丼を流し込みさっさと就寝します。エコノミーでもANA機内食は結構美味しく感じます。

 

いざSYDタッチ

目覚めるともう大陸に差し掛かっていました。上空からシドニーの景色を見る事ができたので、シドニー観光もきちんとこなせました。ちゃんとオペラハウスも見えました。

 

本当に間に合うのかなと一抹の不安を覚えながら、現地時間10時頃に着陸です。この時点でまだ3時間、今頃ようやくカウンターでのチェックインが開始されたころでしょうか。と、余裕をぶちかましていましたが、沖どめされてターミナルまではまさかのバスでの移動。

なかなかバスが来ないので、不安はより高まりますが、無事10時30分ごろにはターミナルに到着しました。

 

ラウンジから遠い場所に到着

ANAは普段、ニュージーランド航空のラウンジが近い50番台のゲートになることがおおいようですが、沖どめバスから降ろされたのは反対側の10番ゲートのあたり。目の前にInternational Transitが見えたため、迷わずに進めました。

ここでパスポートや搭乗券のチェックがあるのかと思いましたが、一切確認されませんでした。普段通りの保安検査を行って、あっさり出発エリアに到達できました。

理論上、乗継が無かったとしても出発エリアに行けてしまうことになります。

 

シルバークリスラウンジへ

ターミナルの正反対に到着したため、ラウンジはとても遠く、また結構迷いました。途中免税店などもチラ見しながら進み、11時前にはラウンジに到着出来ました。沖どめのエコノミーでもこの調子ですので、1時間55分のタッチでも余裕そうであります。

 

ANAの指定ラウンジはニュージーランド航空ラウンジですが、スターアライアンスゴールドを持っているのでシンガポール航空のシルバークリスラウンジに向かうことにしました。

軽めの朝食をとって仮眠する時間すらありました。

ラウンジ内のニュースはBBCで英国関連の報道をしていたので、オーストラリアのシンガポール航空のラウンジで英国の情報を仕入れるという、大英帝国万歳な空間でした。

 

そそくさと帰国

こうして無事滞在時間3時間のシドニー旅行を終え、日本へ帰国です。

搭乗口は37番で、ラウンジからはまた真逆の最果てであります。

チェックインカウンターに寄っていないので、ビジネスクラスへのアップグレード空席待ちがゲートピンポンされるかとおもいきや、無情にも印刷されたのはYの文字が輝く搭乗券。

20Dとバルクヘッドでかつ隣席をブロックしてくれた(ANAの方はそうは言っていませんでしたが、シドニー空港の係員の方がそう仰っていました)ようで、それなりに快適ではありましたが、往復ともにエコノミーはかなり疲れました。

 

最後に

2回目のSYDタッチはこちら。

入国しないSINタッチは昔はやりましたが、SIN発券の単価はあがる一方で厳しいものがあります。今回SYDタッチをしてみて、問題なく入国せずに日本に戻れそうなことが分かったので、今後はSYDタッチもありかもしれません。

また欧米にくらべて何となく近いイメージのあるシドニーですが、フライト時間は往復どちらも10時間ほどであり、どちらもエコノミーは体力的にやはりきついものがあります。事前にアップグレードを確定できる日付もあったのですが、日程的に厳しく、やはり最低でもプレエコGクラス発券にしなければ…と後悔する日々でした。