ANAダイヤモンド維持修行でシドニー発券のヨーロッパ行き航空券を発券。ヨーロッパから帰国して、2度目のSYDタッチに行ってまいりました。
1度目の記事はこちらです。
発券内容やクラス・単価などはこちらをご覧ください。
今回はアップグレードを
前回のSYDタッチは往復エコノミークラスであり体力的に厳しいものがありました。
なので片道エコノミー、片道ビジネスにしようと考えていました。
残っているアップグレードポイントは24ポイントで、往復どちらもアップグレード対象運賃ではありません。アップグレード出来るのは、ダイヤモンド会員特典の2倍消費での20ポイントでアップグレードになりますので、ビジネスにできるのは片道だけです。
悩んだ結果、夜行便である往路をビジネスにして睡眠時間を確保、復路は入札アップグレードでプレエコを狙う事にしました。
入札アップグレードはあっさり成功
搭乗48時間以上前に、プレエコへのアップグレードが確定してしまい、ひとまず安心であります。シートマップを見るとガラガラであり、最低金額でも多分成功していたと思います。
第二ターミナルの国際線は快適
見慣れた国内線の出発の奥に向かい、半沢直樹のロケ地のお出ましです。
成田のZ小屋みたいなのもちゃんと完備しています。保安検査場自体は一般と共通ですが、そもそも便数が少なく、待ち時間0で出国を完了します。この時間のT3なら、かなりの待ち時間になっていたでしょう。
アップグレード申請は無事成功ですが、ビジネスクラスはラスト一席であり、最後尾の11Fとなりました。20ポイントも消費してたった10時間のスタッガードかと思うと、The Roomが恋しくなりますが。
ANA SUITE LOUNGEへ
出国してすぐのところにラウンジがあり、導線もわかりやすいです。
この日の残りの出発便はバンクーバー、ホノルル、フランクフルト、シドニー、シンガポールでどの便もかなりの搭乗率でした。ANAラウンジの長蛇の列を横目にガラガラなSUITEラウンジへと進みます。ANA SUITE LOUNGEは3階層に分かれています。
4F | レセプション、コンシェルジュ、ラウンジ、バー、仮眠エリア |
---|---|
3F | ダイニングエリア |
2F | シャワールーム |
前回ロンドンへ行く際に初めて来ましたが、階層構造になっているのを知らず、4Fをうろつく不審者となっていましたが、今回は迷わず3Fへ直行し、早速古事記タイムであります。
シャワーは自宅で浴びてきたので今回は行きませんでしたが、この時間でも待ち時間0で利用できそうでした。T3のラウンジだとこうはいかないので、限定された便数というのは正義であります。
バーカウンターも利用
ロンドンへ行く際には朝なのもあり利用しなかったバーカウンターですが、今回は利用してみました。海外エアラインのラウンジでは結構見かけるバーカウンターですが、国内では見かけません。メニューも豊富で結構いい感じでありますが、日本人の性格なのか結構近寄りがたい雰囲気になっています。ダイニングでシャンパンも飲みましたし、一杯だけいただきました。
オーダーしたのは「ディアレスト ベリー」なるカクテル。「Inspiration」じゃないんかい、とツッコミが入りそうですが、おそらくいつでも飲める奴よりも、季節限定という言葉に弱いのは日本人のタチであります。
搭乗へ
出国審査から向かって右がANAラウンジ、左が搭乗口です。国内線の66番以降を使うと少しだけ見える景色を、今回は反対側から眺めます。
あまりにもいつも通りすぎるので、本当に海外に行くのかという感じであります。まあ、修行なのでやってることはOKAタッチとかと大差ないわけですが。
遠いバスゲート
搭乗口は700番で、バスによる搭乗です。国内線の67番搭乗口の真下あたりで、ラウンジから見て最果てであります。
あまり意味のない優先搭乗でバスに乗り込み、T2からの国際線なのにJALを見ながら機内に入るという経験もまた良いものです。
機材はB787-9(JA882A)で、50機目の787特別塗装機です。
今回は非常に眠たく、また飛行時間もビジネスクラスにしては短いので、和食の機内食をいただいた後は即就寝であります。
前方座席に比べて機内食が出てくるのに時間が掛かりますが、アップグレードの身分なので当然文句はありません。
2度目のSYDタッチ
SYDタッチは履修済みですので慣れたもので、今回は全く不安はありませんでした。
9時57分、定刻よりも30分早く着陸し、おあつらえ向きであります。早着しすぎたせいで、まだスポットに前の出発機がいてしばらく待機でしたが、前回と違い、今回はきちんとボーディングブリッジに接続されました。
ゲートは54番で、前回と同様にInternational Transitは目前でした。
しかし、前回は1人も並んでいなかったトランジットが長蛇の列。大人しく待つこと10分程度、国際線出発エリアに到達しました。今回もやはり、保安検査のみでパスポート・搭乗券のチェックはありませんでした。
今回は往路搭乗前に復路のチェックインをせず、乗り継ぎ検査の通過後にようやく帰りの便のオンラインチェックインをしました。やはり乗り継ぎがなかったとしても出発エリアに来れてしまいそうです。
時刻表上、10時30分着の12時25分発でも余裕でタッチでき、11時にはニュージーランド航空のラウンジに到着できました。
一路帰宅の途へ
帰りは入札によるアップグレードによるプレエコです。昼行便なのでまあフルフラットにならなくてもまあ良しとしましょう。
先ほどと同じような画角の同じ飛行機を眺め、先ほどまで座っていた座席の1m後ろの座席に座ります。
バルクヘッドのプレエコはかなり快適で、後ろに人もいなかったので気兼ねなくリクライニングも倒せます。
欠点は、前方のトイレはビジネスクラス専用なので、エコノミーキャビンの中で最もトイレまで遠い遠いということです。
ともあれ約9時間耐え抜き、東京に帰ってきました。税関の方に毎回、荷物はそれだけで大丈夫ですかと聞かれるのはご愛嬌です。丁度一日前にも見た景色と再度ご対面です。
最後に
やはりSYDはタッチで帰って来れそうです。搭乗券のチェックも無いので、東京行きの航空券を見られながらどこから来たの?という質問を受けることもありません。
オンラインチェックインさえ出来れば帰って来られるので、日本出国前にオンラインチェックインを忘れても、シドニーに着いてからWi-Fiに繋いでチェックインすればなんとかなりそうです。