【世界一周特典航空券】ルフトハンザ ファーストクラス搭乗記 LH717 HND→FRA

スターアライアンスの世界一周特典航空券を発券し、ルフトハンザのファーストクラスに搭乗しました。

 

羽田空港

朝の伊丹空港発のNH16便で羽田空港に向かいます。本来であればT2の到着エリアから、T3に乗継ぎ出来るバスがあるのですがコロナ禍以降運休中であることを伊丹の地上係員の方に教えてもらいました。

個人的に、HND-ITM間は何百回も乗っており、コロナ禍で海外にも久しく行っていなかったので、本当にこれから海外に行くのかという感じではあります。

どこまでもいつも通り伊丹を離陸し、機内で朝食が出てきます。この後長距離国際線に乗るので、怒涛の連続機内食ということになります。

 

羽田空港

羽田空港でターミナル間移動を伴う乗継ぎがある場合は、空港のインフォメーションでモノレールまたは京急に乗車できる乗り継ぎ票がもらえます。

バスでもよかったのですが、乗継ぎがないと頂けないものなので折角なので利用してみました。そうこうしているウチにT3に到着です。

チェックイン

見慣れた鶴丸を横目に、ドイツの真っ黄色(というよりはオレンジか)のチェックインカウンターに向かいます。機材はB747-8で、この日は満席近い予約があったそうです。カウンターは長蛇の列ですが、ファーストのカウンターはガラガラであります。預け入れ手荷物もなく、ANAの係員の方がスムーズにチェックインしてくれました。そのまま専用の保安検査レーンに連行され、チェックインから出国まで5分もかかりませんでした。

 

ラウンジにて

特に何か食べるという訳ではありませんが、ANA  SUITE LOUNGEに向かいます。

起きたばかりではありますが、14時間40分のフライトに備えシャワーを浴びます。ウォシュレットともここで暫くお別れです。

ラウンジからは羽田空港を悠然と闊歩する747の姿が見えました。

搭乗へ

まだ日本国内ではコロナ禍の影響が残っている時期でしたが、回復率はかなりありました。

日本の空港らしく、スターアライアンスゴールドが搭乗できるグループ2は長蛇の列でした。

 

ファーストクラスは8席ありますが満席であります。7人は欧米人の紳士・淑女の皆様で、残り1人が日本人のお子様であります。皆様ウェルカムドリンクでシャンパンをお飲みになられていますが、私はそこまでお酒の強い方ではなく、食事の際にシャンパンを飲みたいのでここはジンジャーエールにしました。

一緒にナッツも持ってきてくださいました。袋から出ている状態で提供されたので、ランプリターンする心配もありません。

 

一路フランクフルトへ

某R国の影響で迂回ルートをとっているので、千島列島、アラスカ方面への飛行です。

1食目の機内食が提供されたのは離陸から2時間半ほど経った頃で、既に北方領土よりも遠くに行っているあたりでした。

 

機内食

機内食はみんな大好きキャビアと牛フィレ肉を選択しました。

和食のメニューもあり、鱈の西京焼きで美味しそうではありましたが、外資系なので洋食一択です。

 

キャビアのプレートには半切りのレモンが丸々ついていました。キャビアはもとよりですが、オニオン、卵、ブレッド、レモン全てが美味しく、シャンパーニュの消費が捗ります。

全て混ぜてブレッドにのせて食べると絶品です。

ルフトハンザでは、便によってはキャビアのおかわりを提案される便もあるようですが、今回はありませんでした。

よく見る画角の写真も撮ってみました。

 

お待ちかねのお肉です。CAさんに教えて頂きましたが、日本発だと和牛だそうです。月並みな感想ですが、ソースも野菜も美味しいです。ソースはピーマンソースと書かれていました。あまりピーマンの味はしませんでしたが。

 

オーロラも

食事後はポルシェデザインのリラックスウェアに着替え、就寝であります。

着替えの間にCAさんにベッドメイキングをしてもらいました。

普通に寝返りも打てる広さで快適です。マットレスはやや硬かったですが、空の上であることを考えれば十二分でしょう。寝る準備も整ったので、寝ようとしたところ、747-8の電子シェードの向こう側に光るものが見えました。最初は機内照明の反射かなと思ったのですが、透過率を下げるとその正体がわかりました。

人生で初めて見るオーロラが、まさかファーストクラスの座席からとは思いませんでしたが、いい思い出になりました。場所はベーリング海峡あたりであり、しばらくヨーロッパ行き路線の左舷では見られるかもしれません。

ひとしきりオーロラを眺めた後は、今度こそ就寝です。

 

着陸へ

起きたら既にノルウェー付近を飛んでいました。

小腹が空いたのでコールドプレートを注文しました。ドイツ語のメニューをGoogle翻訳したものには、バイエルン風と書かれていたのでバイエルンコールドプレート、と注文しましたが、英語のメニューには「cold  plate」としか書かれておらずどっちなんだろうって感じですがまあ美味であります。眠気覚ましにカプチーノも頼みましたが、空の上で普通にフォームミルクが出てきて感心するところです。

 

ちんたら食べていると、もうハンブルグ上空で、フランクフルトはもう目前です。

 

最後にトイレに行きましたが、おそらく日系なら飛んでる間はしないであろう豪快な氷の処分がなされており思わず笑ってしまいました。

ANAの77Wの最前方のトイレは着替えるには少し狭かったですが、このトイレは非常に広く、着替えも苦労しませんでした。まあ、ANAと違いウォシュレットはありませんが。

 

現地時間の19時3分、定刻より7分早く、フランクフルトに着陸しました。

当然ファーストクラスは一番最初に降機できるわけですから、非制限エリアに出るまで10分ほどでFRA名物パタパタとご対面です。引退時には話題になるパタパタですが、こんなに便があると見にくくもあります。

入国後、非制限エリアに出た後に手荷物返却と税関があったので、預け入れ荷物がなかった私は税関を通っていないような気がするのですがよかったんでしょうか?笑

 

最後に

何はともあれ、特に疲労もなく14時間超のフライトをこなし、コロナ前最後に乗った長距離国際線であるエミレーツのエコノミークラスの苦痛を払拭できました。

ANAはロンドンにしかファーストクラスはありませんし、SWISSのファースは ANAマイルでは発券不可なので、シェンゲン域内への特典ファーストの直行便はルフトハンザに限られます。また、日本でいまだに根強い人気を誇る747ファミリーに乗れる路線なので、貴重な存在といえます。